7年ぶりとなる新日本プロレスメットライフドーム大会が4、5日に行われる。
8月14日にIWGP USヘビー級新王者に輝いた棚橋弘至(44)は4日のメインで、誤嚥(ごえん)性肺炎から2カ月ぶりに復帰する飯伏幸太(39)と初防衛戦を行う。
“準完全”な肉体美とともに、飯伏を迎え撃つ。棚橋は5月から8月末まで「100日間ダイエット」を実行。ビジュアルで納得いく肉体にならず、50日間の延長となった。米国大会から2週間の隔離期間があり、練習再開は今月から。「ウエートトレができず、予想していた以上に減り方が少なかった」と話した。それでもそこまでは順調にトレーニングを重ね、体を絞っており、悲観していない。「いい形で来年1月の東京ドームを迎えたいという年間を通しての計画もある」。18日からはG1クライマックスも始まり、いずれは7月に鷹木に敗れたIWGP世界ヘビー級の初ベルト獲得も視野に入れる。
8月米国大会後SNSで「少し先の日本を見てきた」と発信した。ワクチン接種が進んだ国で、マスクを外しての観客がいる中「戦っても大丈夫だった」という報告をしたかった。1年半ぶりの大歓声の中、コーナーに登った時の「タナハシー!」コールを力に変え、ハイフライフロー3連発で勝利。「プロレスと声援は切っても切れない関係」だと実感した。
7月25日の鷹木とのIWGP世界ヘビー級選手権試合では、欠場した飯伏の代わりに出場。悔しい気持ちを思い、今回対戦相手に指名した。「昨年コロナ禍でずっとトップで引っ張ってきたのにちょっとつまずいて。飯伏にかかる期待感もあるし、僕もまだまだ引っ張って行きたいというのもある。お互いにリスクの高い戦い。だから面白い」。ベルト、ファン、飯伏の思いを胸に、棚橋が「新日本を占う戦い」と位置づける一戦に臨む。【松熊洋介】