ロビー・イーグルスが初防衛、苦悩突き抜けた実力者が頂点へ羽ばたく

高橋ヒロムを破り防衛に成功したロビー・イーグルス(撮影・柴田隆二)

<新日本:メットライフドーム大会>◇5日◇メットライフドーム

IWGPジュニアヘビー級選手権試合は、王者ロビー・イーグルスが、2月の大胸筋断裂から復帰3戦目となった高橋ヒロムを破り、初防衛に成功した。「ネットの予想では大多数がヒロム(の勝利)だった。感情がこみ上げてくる…」と喜びに浸った。

イーグルスは、高橋の必殺技TIME BOMBを受けながらもカウント2で返し、雪崩式のターボバックパックで形勢逆転した。序盤から攻め続けた左膝へのダメージが効き、高橋を脅威のロン・ミラースペシャルで打ち砕いた。7月にデスペーラドから初ベルトを奪った時と同じ技だった。「ジュニアの力を見せた上で勝つ」と臨んだ高橋に「強さはヘビー級並みだ。お前に勝ったことで、このベルトに恥じない王者だと証明できた」とメッセージを送った。

昨年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアでは優勝した高橋に敗れていた。今年母国オーストラリアに戻っていた際に、なぜ敗れたのか研究を重ね、満を持してデスペラードに挑戦表明し、来日。7月東京ドーム大会でデスペラードからギブアップを奪った。それでも「いい選手だけど、何かが足らないとみんなから言われていた」と苦悩を明かした。実力者の高橋にも勝利し、フロックでないことを証明。「これでもチャンピオンとして認めないファンがいるか?」と自信満々に語った。

試合後には前王者のデスペラードが、自身の持つIWGPジュニアタッグのベルトをかけることを条件に挑戦表明。イーグルスは「前回は自分が(オーストラリアから)挑戦表明した。これでおあいこだな」と快諾し、タッグパートナーはタイガーマスクにすることを明かした。「シングル、タッグ、どっちが先でも構わない。お前はこのスナイパーに降伏する」。2冠王者に輝き、名実ともにジュニアのトップになる。【松熊洋介】