久々全日本参戦の菊タロー「口撃」も「攻撃」も通じず大森隆男に完敗

全日本プロレス後楽園大会 大森隆男に敗れた後、報道陣の取材に応じる菊タロー(撮影・松熊洋介)

<全日本プロレス後楽園大会>◇7日◇後楽園ホール◇観衆457人

菊タローが久しぶりに全日本のリングに帰ってきた。6日に岩本の新型コロナウイルス感染と、石川、本田が濃厚接触者と認定されたことで、急きょカード変更が行われ、大森隆男のシングルマッチの相手として登場した。

試合前にマイクを取り「全日本プロレスに10数年ぶりに帰ってきました。全然呼ばれなかった。さみしかったわ~」と観客を和ませたが、試合ではいいところなく敗れた。「27年やってんだよ」と強気な挑発で迫ったが「俺のキャリアは、来年で30年だよ」と言われて撃沈。急所攻撃で一矢報いるも、返り討ちに遭い、流れをつかめなかった。最後は自ら仕掛けたブレーンバスターを逆に返され、あっさりKO。「攻撃」も「口撃」も歯が立たずに完敗した。

わずか8分の戦いだったが、久々の全日本に手応えを感じたようだ。「もう呼ばれないかと思っていた。干支(えと)が一周するところだったよ。これからは月1回くらい呼んでもらいたい」と要求した。負けても絶口調の菊タローは「ほとんどのファンは知らないと思う。だからこそ、菊タローという面白いスタイルの選手がいるということを見せたい」と貪欲に次のチャンスを狙う。「火種は今日できた。全日本を大炎上させる。楽しみにしてろ」と叫び、リングを後にした。