WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)に挑む、同級1位の矢吹正道(29=緑)が8日、電話取材に応じてベルト奪取への意気込みを語った。当初は10日に京都市体育館で予定されていたが、王者の寺地が新型コロナウイルスに陽性反応が出て、22日に延期された。当初、「マジかという感じでした」と振り返った矢吹だが、すぐに切り替えた。「自分、スパーリングが不足していたんで、(延期になった分)多くできたとプラスに思いました」と話す。
緑ジムは元WBA世界スーパーフライ級王者飯田覚士、元2階級制覇王者の戸高秀樹と2人の世界王者を輩出している。その2人の世界王者と比較して、松尾敏郎会長は矢吹を「上だと思っている」と評価し、今回の延期も「プラスにとらえてますよ。王者が一番大事な時期にアクシデントに見舞われた。こんなチャンスはない。風が吹いていると思っています」。
矢吹は「拳四朗は負けないボクシングを徹底している。自分の持ち味はジャブからの右ストレート。王者も天下一品だが、絶対に負けない。KOで勝ちます」と力をこめた。