内藤哲也がG1初戦を落とす セイバーJr.の関節技に苦しみタップアウト

新日本プロレスG1クライマックス ザック・セイバーJr.(左)の関節技に苦しむ内藤哲也(新日本プロレス提供)

<新日本:G1クライマックス31>◇18日◇エディオンアリーナ大阪◇観衆1963人

3度目の優勝を狙う内藤哲也(39)がザック・セイバーJr.(34)に敗れ、初戦を落とした。

膝を徹底的に攻められ、最後は強烈な関節技にまさかのタップアウト。試合後はトレーナーが駆けつけるほどのダメージで、セコンドの肩を借りながら会場を後にした。

序盤はお互いに持ち味のスピードを生かし、攻守がめまぐるしく変わった。中盤には笑顔も見せる余裕もあったが、なかなか主導権を奪えず、セイバーJr.から「内藤さんダイジョウブ?」と挑発される屈辱も。デスティーノもさく裂させたが、3カウントは奪えず、最後まで関節技に苦しめられた。

13年、17年とG1で優勝。4年後となった今年、3度目の制覇をもくろむ。5日のメットライフドーム大会でIWGPヘビー級タッグの3WAYマッチに敗れ、ベルトのないままG1に突入した。「頭を切り替えて集中する」と挑んだ初戦で無念のギブアップ負け。次戦は23日、ロアと対戦。来年1月東京ドーム大会でのメインを見据える「逆転の内藤哲也」が、巻き返しを図る。