ねぎ魔神“初出荷”東京でカモられた 勝者ベイノアは「ねぎの試合でした」

ベイノア対ねぎ魔神 ねぎ魔神(左)に3回判定勝ちしたベイノア(撮影・江口和貴)

<RISE横浜大会>◇23日◇ぴあアリーナMM

“ブラックパンサー”ベイノア(26=極真会館)が、ねぎ魔神(27=ネイバーズキックボクシングジム)に3-0判定勝ちしたが、内容やパフォーマンスでは納得がいかない試合となった。

西日本中心に活躍し、東京に“初出荷”された、ねぎ魔神相手に、クリーンヒットを打ち込むも、打たれ強いのか、前に出てくるのはねぎ魔神の方だった。終盤には打たれながらも両手を広げて挑発を受けた。ベイノアは「ねぎの試合でした…」と一言。勝利したら魔神の名前をもらう約束だったが「こんな試合ではもらえない。僕と子どもたちにねぎをください」というのがやっとだった。

大会前からの「ねぎねぎ攻撃」にも屈しなかった。8月の会見では欠席したねぎ魔神から「僕のような小ネギとの試合を受けてくださり、ありがとうございます。ねぎねぎ」と謎のメッセージ。前日計量では、ねぎを手に現れ「ネギストレートを見て下さい」と挑発を受けた。毎回マイクパフォーマンスにもこだわるベイノアとしては負けるわけにはいかない。「格闘家から言わせると勘違いするなよと。僕の腹に打ってきたら(ねぎストレートは)折れると思う」と応戦した。

大会前は「ねぎに対する思いは負けていない」と話していたがおいしく完食とはいかなかった。次の目標は大みそかのRIZIN出場。「こんなんじゃ出られないですよね。もう1試合査定試合をお願いします」と伊藤代表に要求した。