IWGP世界ヘビー級王者鷹木信悟が残り3分足らず屈辱タップ負け 新日本

鷹木信悟(2021年9月5日撮影)

<新日本:G1クライマックス31大会>◇23日◇東京・大田区総合体育館◇第3日

G1クライマックスAブロックで、IWGP世界ヘビー級王者鷹木信悟(38)が残り3分足らずで屈辱のタップ負けを喫した。ザック・セイバーJr.(34=英国)の関節技地獄に苦しみ、27分17秒、変形腕ひしぎ逆十字固めでギブアップに追い込まれた。

関節技で右腕に集中攻撃を浴びながらも、鷹木はパンピングボンバー、強引なMADE IN JAPANを成功させた。パワー殺法で局面打開を狙ったものの、決定打にならず。25分すぎ、セイバーJr.のグラウンド式卍(まんじ)固めで捕まって逃げようとすると、そのまま右腕を捕獲されて三角絞め。逃れようとセイバーJr.を持ち上げると、変形の腕ひしぎ逆十字固めで絞めされ、たまらずギブアップした。

痛々しく右腕をアイシングした鷹木は「悔しいね。素直に悔しいよ。(負傷欠場の)内藤(哲也)の分もオレがやってやるとか言っておいて、負けたら格好つかねえな。もう内藤のためとか関係ねえな。自分自身のために勝ち残らなきゃ意味がねえよ」と気持ちを切り替えていた。