<新日本G1クライマックス31>4日◇後楽園ホール◇観衆692人◇Bブロック5戦目
オカダ・カズチカ(33)が、残り1分を切ったところからのレインメーカーでSANADAを破り、5戦全勝で首位を守った。勝負に出たSANADAの絞め技Skull Endを切り抜けると、開脚式ツームストンパイルドライバーで流れをつかみ、振り切った。
前回のG1(19年)では、時間切れ寸前で敗れていた。シングルの対戦成績こそ7勝1敗と優位に立っていたが、毎回激しい戦いを繰り広げ、しのぎを削ってきた。オカダは「ライバルにふさわしい戦いができた」と振り返った。
開幕5連勝だが、油断はない。「たかが5勝。次から4連敗したら最初が良かっただけになる」。20日の最終戦には、現在首位を併走するコブが待ち受ける。7月、9月と連敗中の難敵。「ジェフの5勝と俺の5勝は違う。ただ、どれだけ熱い試合をしても点数は変わらない。次の試合のことだけを考える」と気を引き締めた。
試合後のマイクでは、この日就任した岸田新首相を引き合いに出し「日本に新しいリーダーが出てきた。新日本も引っ張っていく人が出てこないといけない。投票なんか必要ない。実力で勝っていけば、引っ張っていけるリーダーになれる」と自分と重ね合わせた。G1優勝後は最高峰のIWGP世界ヘビー級のベルト挑戦を視野に入れる。新日本の頂点に立ち「新リーダー」となるまで、カネの雨を降らせ続ける。【松熊洋介】