<スターダム:川崎大会>◇3日◇とどろきアリーナ◇観衆906人
第13代王者の林下詩美(23)がメインイベントのワールド・オブ・スターダム選手権で、挑戦者の葉月(24)を退け、8度目の防衛に成功した。
復帰から1カ月の葉月に、女帝が「現在のスターダム」の厳しさををたたき込んだ。静かな立ち上がりがうそのような終盤戦の激しいぶつかり合い。熱戦は25分を超え、会場のボルテージも一気に上がった。最後に立っていたのは林下だった。渾身(こんしん)のハイジャックボムを決め、3カウントを奪ってみせた。
「復帰から1カ月で本当にできるのか?」と、2年間プロレスから遠ざかっていた葉月の挑戦を受けたことを後悔したこともあった。だが「野心を感じた。あの頃の葉月だった」と、戦いを通じてその実力とプロレスへの熱量に気付かされた。試合後は、がっちりと握手。葉月から「詩美、本当に強い。試合をしてくれてありがとう」とたたえられると「お前のいない間に(スターダムは)大きく変わったよ。また今のスターダムでやり合おうよ!」と、再戦を希望した。
次期防衛戦は11月27日、団体初進出の国立代々木競技場第2体育館で、舞華と対戦する。胸を張ってライバルと呼べる数少ない存在だ。「完全決着をつけたい」と鼻息を荒くした。