岩田翔吉プロ7戦目で日本Lフライ級王座戴冠「必ず世界王者に」粟生氏継ぐ

日本ライトフライ級王座決定戦を制し、新王者となった岩田(右)。左は粟生トレーナー

<プロボクシング:日本ライトフライ級王座決定10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール

日本ライトフライ級2位岩田翔吉(25=帝拳)がプロ7戦目で新王者となった。同級1位芝力人(26=真正)と王座を懸けて拳を交え、9回37秒、TKO勝利。初タイトル挑戦でベルトをつかんだ。6回に右フックでダウンを奪うと、9回には連打で攻め込み、レフェリーストップ勝ちを収めた。

自らの新型コロナウイルス陽性判定で9月に組まれた同カードが延期された経緯もあり「おわびをしたい」とした岩田は「自分のことを芝選手が研究しているとわかりました。自分もガードをかためて前に出ることもできるぞと見せられた」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

昨年10月から元世界2階級王者粟生隆寛トレーナーとのコンビを組んで1年が経過。特に右の強打に磨きをかけてきた。岩田は「いつも粟生さん、ありがとうございます。KOで勝てたことは良かったですが、得意パンチを前半から出していくようなところを課題に粟生さんと練習していきたい」と決意を新たにした。

小学4年時に、総合格闘家の故山本“KID”徳郁さんのジムに入門。キックボクシングや総合格闘技、柔術などを学んだ。中学2年からボクシングに専念し、高校時代には田中恒成(畑中)、井上拓真(大橋)ら後に世界王者となった選手に勝利を挙げ、全国総体も制覇した。

早大進学後の18年12月に米国でプロデビューし、19年に国内でプロテストを受けて帝拳ジムに所属。軽量級のホープとして期待されている。

「必ず世界王者になりますので、これからもよろしくお願いいたします」。日本王座を手にした岩田は世界の頂点を見据えていた。

【藤中栄二】