<新日本プロレス:ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア28>◇15日◇東京・後楽園ホール◇観衆572人
ミスターパーフェクトの活躍だ。石森太二(38)がメインイベントの公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードを完封した。
王者の左腕に狙いを定めた。木槌を手にしてレフェリーの気をそらすと、その隙にパイプ椅子を降り下ろして左腕を攻撃。鉄柵、鉄柱、蹴り、アームロックと絶え間なく襲い掛かり、同か所を痛めつけた。最後は、ラ・ミスティカの体勢からBone Lockで締め上げ、ついに破壊。22分41秒。タップアウトを奪い、勝ち点2以上に価値のある1勝をもぎ取った。
解説を務めた鷹木信悟も「今までこんなにやられているデスペラードを見たことがない」と目を丸くする展開だった。試合後、マイクを手にした石森は「チャンピオン様、ありがとうございました。十分堪能させていただきました」と舌なめずり。「おい、俺を見ろ。俺がジュニアの強さとすごさを見せつけてやる!」と存在感を示した。
今年の7月10日、北海道・真駒内でデスペラードの持つジュニアヘビーのベルトに挑戦したが、28分を超える激闘の末に敗戦。昨年のBOSJでも苦杯をなめた。ともにリスペクトし合うライバルに、三度目の正直で勝利。普段は本心を隠す石森のコメントにも、達成感がにじみ出た。「このジュニアのシリーズ、いろいろ言ってるやつがいる。だけど勝てばいい。勝てばすべてを解決できる」。BOSJの優勝を狙い撃つ。【勝部晃多】