ボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーウエルター級王者井上岳志(31=ワールドスポーツ)が南半球で「世界前哨戦」に臨む。
16日、オーストラリア・シドニーでWBOグローバル同級王者でWBO世界同級1位のティム・チュー(27=オーストラリア)に挑む。15日には現地で前日計量に臨み、リミット(69・8キロ)よりも300グラム少ない約69・5キロでパスしてチューに対し、200グラム少ない約69・6キロでクリアした。
計量後、チューとのフェースオフ(にらみ合い)にも臨んだ井上は「相手がグッときていたので、やる気だなと伝わってきた。明日は打ち合いになるなと思いました」と気持ちを高揚させた。上半身裸の肉体もチェックし「骨格が大きいので、肩幅、リーチが長そうでパンチも強そうです。身体の筋肉量は私の方が多い」とパワーでは負けない自信ものぞかせた。
約2万人が収容可能な試合会場は地元出身のチューのファンに埋めつくされる見通しだ。完全アウェーになるのは間違いない。井上は「チュー選手がオーストラリアですごくヒーローみたいな扱いで。私はあくまでも、一応、敵役ヒールになると思う。ホームではないので、判定で勝てない確率もあるので、KOを狙いにいきたい」と気合十分。KO撃破で2度目の世界挑戦をたぐり寄せる覚悟をみせていた。