ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(28=大橋)が22年に同級で2試合を想定し、4団体統一を実現させる意向を示した。
【井上尚弥】8回TKO勝ち 難敵ディパエンに苦しむも防衛/世界戦ライブ詳細>
14日に東京・両国国技館で挑戦者のIBF世界同級5位アラン・ディパエン(30=タイ)に8回TKO勝ちで防衛に成功(WBA6度目、IBF4度目)。一夜明けた15日、横浜市内の所属ジムで会見に出席した。
残りのWBC、WBOのベルトを奪いにいくイメージを膨らませ「減量は楽ではないですよ。ただ来年の春、夏は自分の中でバンタムでやれると。身体的には」と口にした。さらに理想として来年末に転級を想定し「年末にスーパーバンタム級ですかね」と来年は3試合を戦う意欲も示した。
今年6月、米ラスベガスでマイケル・ダスマリス(フィリピン)を下した時点では、WBC世界同級王者ノニト・ドネア-WBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(ともにフィリピン)が同8月に統一戦に臨む予定だった。両者の交渉がこじれ、12月にはドネアが初防衛を成功させた一方、カシメロは胃腸炎で倒れてV5戦中止。王座剥奪の危機にある。
今年8月、当初発表されたドネア-カシメロ戦が実現していれば、WBC、WBO統一王者が生まれ、今年末に井上が4団体統一戦に臨めるはずだった。
そのプランが崩れたこともあり「本当だったら、昨日が4団体統一戦だったのですよ」と苦笑した。ただ既に気持ちは切り替わっており、年内はロードーワーク以外は心身の休養に当てる。
来年はじめからジムワークを再開する意向。来年4月中旬、首都圏のアリーナ級会場で予定されている3団体統一戦に向けて動きだす。