後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組がWTL初優勝「絆が生んだ栄光」

「WORLD TAG LEAGUE2021」優勝決定戦を制し勝ち名乗りを受けるYOSHI-HASHI(右)と後藤(撮影・垰建太)

<新日本プロレス:両国大会>◇15日◇東京・両国国技館◇観衆3215人◇ワールドタッグリーグ優勝決定戦

たまりにたまった鬱憤(うっぷん)を晴らした。リーグ戦1位チーム、後藤洋央紀(42)&YOSHI-HASHI(39)のケイオス組が、EVIL&高橋裕二郎のハウス・オブ・トーチャー組を破り、同タッグとして3度目の出場となったワールドタッグリーグ(WTL)で初優勝を果たした。

優勝決定戦にもかかわらず、序盤から一方的な反則攻撃の嵐だった。それでも、隠しはざま、GYR、消灯、激烈一閃(いっせん)と、合体攻撃を連発し、自らのタッグの戦い方を貫いた。先月、米国でNEVER無差別級王者を奪還した同門石井智宏のヘルプもあり、発奮。最後は19分58秒。高橋裕をYOSHI-HASHIがフルネルソンで抱え上げ、後藤が旋回してたたきつける新技「奈落」で沈めた。

絶対に負けられない相手だった。11月6日の大阪大会、石井を加えた3人でNEVER無差別級6人タッグ王者の史上最多連続防衛記録(9度)の更新を目指したが、SHO、EVIL、高橋裕のダーティーファイトにいたぶられ、1年3カ月間巻き続けたベルトを奪われた。同月28日の千葉大会WTL公式戦でも、度重なる反則攻撃に苦しみ、勝ち点2を献上。因縁の相手を撃破し、自身3度目の優勝となった後藤は、「ケイオスのメンバーみんなの絆が生んだ栄光」と喜びをかみしめた。

体は決して万全の状態ではなかった。YOSHI-HASHIは、今月9日のユナイテッドエンパイア戦で膝を負傷。後藤もリーグ戦のダメージ蓄積により、膝は悲鳴をあげていた。それでも、コロナ禍で苦しむ人々の希望の光になるべく、残る全ての力をふり絞った。後藤は「このままで終わろうとは思っていない。ここがゴールじゃない」。タッグの歴史にさらなるページを刻む。【勝部晃多】