井岡一翔V4戦へ「感謝してこの状況に挑戦」大みそか大トリ世界王者の自覚

オンラインで大みそかに向けた会見に臨んだWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が「チャレンジ魂」で大みそかの4度目防衛戦に臨む姿勢を示した。

31日に東京・大田区総合体育館で、同級6位福永亮次(35=角海老宝石)とのV4戦に臨む井岡は20日、オンラインで会見。「メリットのある試合ではないですけど」と前置きした上で「挑戦するという気持ち。望んでいるものがすべてできる訳ではない。(試合が)できることに感謝してボクもこの状況に挑戦する。王者として、人生として挑んでいかなくてはいけない」と自覚を示した。

当初は9度防衛中のIBF王者アンカハスとの王座統一戦が発表されていたが、政府による「オミクロン株」の水際対策で新規外国人入国の原則禁止となり、3日に中止が発表。当時は「1日か2日かは気持ちの整理がつかなかった。心に穴が開いたような気分でしたね」と振り返るものの「1回入れたスイッチを切れなくて」と練習は継続。WBO同級6位福永の名前が浮上し、アンカハスと同じ左構えであることも後押しとなり「サウスポーと戦うことは自分の中で大きかった」と明かした。

既にアンカハス陣営とは再び王座統一戦をセットすることで交渉を進めており、井岡は「統一戦はやりたい気持ちがある。アンカハス選手も自分も残念で、これは実現させたい。お互いに1試合挟み、決まっていた統一戦を実現させたい」と強調した。

王座統一戦の前にクリアしなければならない挑戦者福永は15勝中14KO勝ちという強打を誇る。「決して弱くない、油断できない選手。挑戦者としては申し分ない」と警戒した井岡は「コロナ禍になって、よりいろいろなことが制限されて、試合も中止になって、だからこそ戦い続けないといけない。良い試合で、良い形で、良い勝ち方で、締めくくりたいと思う」と21年も締めくくる大トリ世界王者としての役割も意識していた。