ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)がV4防衛成功させ、合意済みという王座統一戦を「復活」させる。
31日、東京・大田区総合体育館で同級6位福永亮次(35=角海老宝石)との4度目の防衛戦を控え、20日にはオンラインで会見。3日に中止発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)戦は再セットされる予定。待望の対抗王者との対決に向け、福永撃破に集中する。
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恒例の大みそか決戦へ、井岡のスイッチが入った。福永との日本人対決を選択し「やると決めたからには負けられないので、決めたことに対して結果は出さないといけない」と集中した。挑戦者がアンカハスと同じ身長168センチのサウスポーであったことも「試合をやろうという1つのポイント。練習してきたので引き続き、サウスポーと戦うことは自分の中で大きかった」と明かした。
政府による「オミクロン株」の水際対策で新規外国人入国の原則禁止を受けてアンカハス戦は中止に。その後、井岡陣営は相手陣営との交渉を優先し、両陣営間で「1戦を挟んでやりましょう」と合意したという。中止ではなく延期のスタンス。井岡は「ボクも1戦挟むし、向こうも。大みそかにやって、いずれタイミングできたらやれればいい」と来春以降に再セットされることを希望した。
これで統一戦実現のために「仮想アンカハス」福永の撃破が条件となった。日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座と3冠を統一し、波に乗っている挑戦者。15勝中14KOと強打を誇り、その風貌と合わせ、愛称は元世界6階級王者になぞらえ「リトル・パッキャオ」。井岡は「決して弱くない、油断できない選手」とした上で、10度目となる大みそか決戦に向け「今年最後を良い勝ち方で締めくくりたいと思っています」。21年も日本ボクシング界の大トリを務める世界王者としての自覚を言葉に込めていた。【藤中栄二】