井岡一翔「すごく意味がある」2年ぶり100%有観客の見通しに高揚

福永亮次との4度目防衛戦を控え、練習公開したWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(志成ジム提供)

ボクシングWBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(32=志成)が、実現すれば自身2年ぶりの100%有観客で10度目の大みそか決戦に臨めることを歓迎した。31日、東京・大田区総合体育館で同級6位福永亮次(35=角海老宝石)との4度目の防衛戦を控え、23日にオンラインで練習を公開した。

今月から収容率制限が緩和され、5000人を超える会場は自治体と協議し、ガイドラインに沿って増席可能に。コロナ禍後、国内世界戦としては井岡のV4戦が初の100%有観客となる見通し。井岡にとってもコロナ禍前の19年大みそかに臨んだシントロン(プエルトリコ)との初防衛戦以来、2年ぶりにほぼ満員の会場でリングに立つことになりそうだ。

9月1日のV3戦は緊急事態宣言の影響で急きょ無観客となった経緯もある。井岡は「その(100%有観客見通し)状況でやることに、すごく意味がある。(前回の無観客は)今までやってきた状況と違う違和感はあった。お客さんが会場にいて、より雰囲気だったりの点では応援してもらえる、観客がいてもらえる方がボクはすごくいい。それに尽きると思う」と喜びを表現した。

当初発表されたIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(29=フィリピン)との王座統一戦は3日に発表。その後、福永とのV4戦が発表されたのは16日となったが「大みそかに試合をやると決めてからは自分の中で切り替えて進んでいたので、特にもう難しい部分だったり、大変なところはなかった」と自信に満ちた表情。日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック同級王座を統一し、WBO同級6位にランクされる福永について「試合に懸ける思いというのは強いと思う。そのこともしっかりと考えて準備して迎え撃ちたい」と王者の風格を漂わせた。

既にスパーリングを打ち上げており、減量も残り4キロ弱と順調に進んでいる。10度目の大みそか決戦は昨年の元世界3階級制覇王者田中恒成(畑中)戦に続く2年連続の日本人対決に向けて死角はない。今年も日本ボクシング界の「大トリ役」を務める井岡は「本当に思うようにいかない中で戦い続ける姿、挑んでいる姿をみせられればと思います」と、あらためて強い決意を示していた。