オカダ・カズチカ「正直、物語はない」燃える王者鷹木を冷静にいなす

東京ドーム大会の調印式で鷹木を見つめる挑戦者オカダ(撮影・勝部晃多)

オカダ・カズチカ(34)が、22年の新日本プロレスの主役になる。27日、来年1月4日、5日に開催される「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」の調印式に出席。IWGP世界ヘビー級王者、鷹木信悟(39)に挑戦する4日の選手権に向け「1・4という大事な日に勝って、新チャンピオンの姿をお見せしたい」と意気込みを語った。

短いフェースオフ(にらみ合い)を終えたオカダは、王者がにらみ付けるのをよそに、表情を一切変えずに前を横切って退場した。「正直、僕と鷹木さんにはドリームマッチといえる程の物語はない。勝って次に進んでいきたい」。灼熱(しゃくねつ)に燃える鷹木のフィールドではなく、冷静にマイペースに、約2年ぶりの新日本プロレス最高峰のベルトを奪還する。

今年は、3月のニュージャパンカップ、6月の選手権試合と2連敗を喫した相手。鷹木が今月13日に2021年度プロレス大賞MVPを受賞した際には、「21年、間違いなくプロレス界を引っ張った選手。ふさわしいと思う」と率直に実力を認めていた。それでも「僕たちが戦うのは22年。そこは関係ない」。今秋のG1覇者が意地を見せる。

オカダにとって、1月の東京ドーム大会のメインイベントは8度目となる。ここまでは、4勝3敗と勝ち越している大舞台。4日の選手権試合を勝てば、5日にはウィル・オスプレイと連日のメインイベント、同選手権を戦う。今年5月、首の負傷で王座を返上したにもかかわらず、自称王者を名乗って米マットで活躍するオスプレイだが、「僕としてはどちらもチャンピオン」。レインメーカーが「分かりやすようにチャンピオンは1人になる」と、来年の東京ドームでベルト論争に終止符を打つ。【勝部晃多】