村田諒太36歳誕生日「決まってほしい」ゴロフキン戦4月開催照準で交渉中

36歳の誕生日を祝うバースデーケーキを前に笑顔をみせるWBA世界ミドル級スーパー王者村田

開催延期が発表されていたボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)-IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)戦は4月開催に照準を合わせて交渉を進めていることが分かった。

村田が36歳の誕生日を迎えた12日、所属ジムの本田明彦会長が明かした。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の水際対策で新規外国人の入国が原則禁止となって昨年12月29日、さいたまスーパーアリーナで開催される予定だった同カードが延期となっていた。

同会長は「(ゴロフキン陣営は)日本の状況を理解してくれている。こちらが開催の希望を持っている限りは前向きについてきてくれる。4月にかけるつもりでやりたい」と交渉を進めていることを明かした。ゴロフキン陣営が開催決定から世界戦まで約2カ月の調整期間を必要としているため、2月中には試合開催のめどをつけたいという。

36歳の誕生日を迎えた村田は同日、東京・新宿区の所属ジムで公開練習。12年ロンドン・オリンピック(五輪)ボクシング男子ミドル級金メダル獲得から区切りの10年でもあり「12年の五輪が終わり、東京五輪が決まった時に34歳までは…と思って引退しますと言いましたが、今まだ現役。人生は分からない」と振り返った上で「(試合開催日が)決まってほしい。気合だというだけでは無理ですから」とゴロフキン戦の再セットを待ち望んでいた。