石月祐作の願い叶った、那須川天心RISE最終戦の前座出場決定「試合直前まで実力を高めたい」

石月祐作(2021年1月12日撮影)

新潟県在住プロキックボクサーでRISEスーパーフェザー級1位の石月祐作(31=燕市・KAGAYAKI)が、ボクシング転向を表明している同フェザー級世界王者那須川天心(23)のRISE最終戦「RISE ELDORADO 2022」(4月2日、東京・国立代々木第1体育館)の前座戦出場が決定。選手が出席した18日の会見でスーパーフェザー級2位常陸飛雄馬(24=TARGET SHIBUYA)との対戦も発表された。

「ケガのないように仕上げたい」。念願のビッグイベント出場決定にも石月は落ち着いた口調だった。常陸とは会見時が初対面。ただお互いのツイッターのやりとりで対戦希望を表明し、ともに那須川の前座出場もアピールしていた間柄だ。常陸は現在5連勝中で4試合がKO勝ち。「バチバチの打ち合いになる。楽しみ」と話した。

昨年10月、スーパーフェザー級暫定王座決定戦で一馬(32)に5回TKOで敗れた。王座獲得はならなかったが果敢に打ち合う戦いぶりが評価されていた。売り出し中の上位ランカーを倒せば、一馬との再戦の可能性も高まるだけに「試合直前まで実力を高めたい」。最善の準備で大舞台に臨む。【斎藤慎一郎】