中嶋一輝、桑原拓が大橋秀行会長に贈る1回KO勝利「欲を言えば、後半に倒してほしかった」

大橋会長(中央)の57歳の誕生日を勝利で祝った桑原(左)と中嶋(撮影・狩俣裕三)

<プロボクシング:フェニックスバトル86大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

大橋ジム勢の2人が、8日に57歳の誕生日を迎えた師匠の大橋秀行会長に贈る1回KO勝利を挙げた。

メインイベントで、前東洋太平洋バンタム級王者中嶋一輝(28=大橋)が川島翔平(30=真正)と56キロ契約体重8回戦で拳を交え、1回3分O秒、KO勝利。サウスポースタイルから距離を詰めると、左強打で仕留めた。

セミファイナルでは、日本フライ級12位桑原拓(26=大橋)が久野喬(29=スターロード)と同級8回戦で対戦。1回32秒、TKO勝ちを収め、そろって前試合の黒星から再起を飾った。

1階級上のスーパーバンタム級を見据えたリングで快勝した中嶋は「KOをプレゼントできてよかった」と安堵(あんど)の笑み。試合後には師匠に向けて「長生きしてください」と伝えたという。大橋会長は「そんな年齢になったのかと。精進したい」と苦笑い。また桑原は「こういう特別な日に試合させていただき、うれしいです。バースデー勝利をプレゼントできてうれしいし、一生の思い出に残ります」と笑顔をみせた。

現在、大橋ジムの興行「フェニックスバトル」は毎月開催している。「2人とも、すごいKOだった。欲を言えば、試合的には長くやってほしかったし、後半に倒してほしかった」と振り返った大橋会長は「中嶋はスーパーバンタム級が合っているし、桑原はフライ級でパンチのパワーがついてきた。チャンスがあればいかせたい」と今後の展望を口にしていた。