プロボクシングWBA世界同級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が世界的スターとなる同級最強の「頂」に対し、序盤から勝負にいく覚悟を示した。
4月9日、さいたまスーパーアリーナで元3団体統一同級王者となる現IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との2団体王座統一戦を控え、28日に都内の所属ジムで練習を公開し「1回から勝負だと思っている」と仕掛ける姿勢を口にした。
この日は元メキシコ同級王者アドリアン・ルナ(31)との2回のスパーリングに臨んだ。連日の実戦トレの疲労もみせずにプレッシャーをかけてキレある右強打などでテンポ良く攻め込んだ。異例の長さとなる8回のサンドバッグ打ちも披露。「まあまあじゃないかな」と内容を振り返った村田は「相手がプレッシャーを感じてくれたら展開としてはやりにくくない。プレッシャーを感じさせてなくて、関係なく好き放題されたらきつい。1回の流れが一番大事だと思っていますね」とポイントを挙げた。 この日のスパーリングにゴロフキン対策がちりばめられている様子で「プレッシャーはかけていきます。思ったよりプレッシャーをかけられたらチャンスあるし、いなされてジャブも入らなかったらきつくなる。入りが大事なポイントになると思う」と強調した。
19年12月、当時のWBO世界同級1位スティーブン・バトラー(カナダ)との初防衛戦以来、約2年4カ月ぶりの試合となる。このゴロフキン戦が組まれるまで2年が経過。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の水際対策の影響で、さらに4カ月延期となった。村田は「もう頼むから延期にならないように、という恐怖もある。試合できないというのが一番の恐怖。試合の恐怖を紛らわせてくれている」とも口にしていた。