22日に初防衛に成功したプロボクシングWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(28=ワタナベ)が、負けた挑戦者の石沢開(25=M.T)の現役続行を期待した。
前日計量で2・5キロ近く体重超過した石沢とのV1戦で、11回TKO撃破した谷口は一夜明けた23日、都内の所属ジムで会見。試合後、石沢が引退を含めた発言をしたことを受け「彼の人間性なら真摯(しんし)に(減量ミスを)受け止め、思い悩んでいたと思う。ただ今回が原因で引退はもったいない」と現役続行を願った。
日本ボクシングコミッションからは世界戦での計量失格という事態から重い処分が下される方針。出場停止などの処分の場合、一定期間は試合出場できない可能性がある。メンタル的にも厳しい状況になることは予想されるものの「ボクシングは過酷で自分を削る競技だから分からないですが(石沢は19年9月の初対決より)すごく進化していたので」と能力の高さを認めていた。
◆22日の谷口-石沢戦VTR 前日計量で2・5キロ近く超過して失格となった挑戦者石沢との初防衛戦を迎えた谷口は、サウスポースタイルから距離を変えながら多彩なパンチを繰り出した。緩急をつけた連打、左ストレート、左ボディー、右アッパーなどで追い込み、4回以降は主導権を握った。10回から粘り強さをみせた石沢に対し、谷口は11回に左ストレートでぐらつかせてレフェリーストップに追い込んだ。11回2分29秒、TKO勝利で初防衛に成功した。