【新日本】石森太二に死角なし「王者として堂々としてればいい」煮え切れないデスペラードに痛烈

ベルトを見せつけるデスペラード(左)に指をさす石森(新日本プロレス提供)

<新日本:広島大会>◇25日◇広島サンプラザホール

冷静に、そしてずる賢く勝利を収めた。

IWGPジュニアヘビー級王座次期挑戦者の石森太二(39)が、現同級王者のエル・デスペラードに黒星を付けた。

第3試合、外道と組んだ石森は、福岡大会(5月1日、ペイペイドーム)で行われるタイトルマッチの前哨戦となったタッグマッチで、TAKAみちのく(48)と組んだ王者と対戦。試合序盤はサミングやかきむしり攻撃、場外からの足引っ張りなどラフファイトを展開したが、後半は華麗な関節技を披露するなど、多彩な試合運びを見せた。

デスペラードをネックツイストからのイエスロック(変形クロスフェイス)で捕獲。ロープエスケープこそ許したが、痛烈なダメージを与えた。そして最後は、8分41秒。交代したTAKAにイエスロックのフェイントから、一気にブラディークロスをさく裂させ、鮮やかに3カウントを奪った。

1週間を切ったタイトルマッチだが、仕上がった肉体や切れ味抜群の技の数々に、死角はない。石森は試合後、「勉強させてもらいます? 経験値になってもらいます? チャンピオンとして堂々としてればいい!」。煮え切れない王者に、力強い言葉を投げかけた。