プロボクシングWBC世界同級王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が念願となるWBAスーパー、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)との再戦に向け、胸の炎を燃えたぎらせた。7日にさいたまスーパーアリーナで19年11月以来2年7カ月ぶりとなる井上とのリマッチを控える。6日には横浜市内で前日計量に臨み、リミット(53・5キロ)の井上に対し、100グラム少ない53・4キロでパスした。
前日計量後、両者は報道陣の前で並び立ち、12秒間のフェースオフ(にらみ合い)を展開。その後、井上に侍のように一礼して立ち去り「コンディションはバッチリ。とても楽しみだ。超燃えている」と気合の入った様子をみせた。減量で疲れた肉体は水分と栄養補給で回復させ「最高の気分、明日が楽しみだ」と胸の高まりを表現した。
初対決で井上に敗れた直後から「再戦したい。次は井上に勝つ」と言い続けてきた。そのチャンスを得るために21年5月、WBC世界同級王者ウバーリ(フランス)をKO撃破して世界王座に返り咲いた。同12月にはWBC世界同級暫定王者ガバリョ(フィリピン)もKOで下し、39歳にして全盛期を感じさせる強さを証明してきた。これまで井上から「一方的に勝つ」など強気の発言もあったが、ドネアは冷静そのもの。
「リングの中以外で彼がどう見えるかなどは気にならない。井上が何を言っても、何をしても、どう見えても関係ない。僕が気になるのはリングの中にいる井上だけ」と自信をのぞかせていた。