井上尚弥対ドネア戦視聴者数がAmazonプライムビデオ配信初日として日本史上最大視聴数

3団体王座統一の快挙から一夜明け、日刊スポーツを手に笑顔を見せる井上尚(撮影・菅敏)

Amazonプライムビデオは8日、7日に配信した井上尚弥(29=大橋)対ノニト・ドネア(39=フィリピン)のプロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級統一戦の視聴数が、日本でサービスを開始した2015年(平27)9月以降、日本において配信初日として最大を記録したと発表した。

4月9日に第1弾として配信した、WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)がIBF同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)に9回TKO負けを喫した世界ミドル級王座統一戦の記録を塗り替えた。

井上対ドネア戦は、前日7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、井上から1回に右ショートカウンター、2回には左フックでダウンを奪って1分24秒TKO勝ち。日本人として初の3団体統一を果たした。

プライム・ビデオ ジャパンの児玉隆志カントリーマネジャーは、コメントを発表。

「『Prime Video Presents Live Boxing』第2弾も本当にすごい試合でした。試合開始から全く息をつく暇がない、まさに瞬き一つ出来ない時間でした。1Rと2Rを合わせてたった4分24秒の攻防でしたが、その短い時間の間に井上選手とドネア選手が鍛えてきた力と磨いてきた技術がぎっしりと詰まった戦いだったと思います。至高のスピード対スピード、お二人の戦いをPrime Videoを通じてたくさんの皆さんにお届けできたことをうれしく、光栄に思います。そして両選手に心からの賞賛を贈りたい気持ちです」

その上で「第1弾、第2弾ともに今後も語り継がれる素晴らしい試合を配信させて頂いたので、今後の試合、スポーツコンテンツ編成へのプレッシャーを既に感じておりますが、プライム会員の皆様に喜んでいただけるような内容を引き続き配信していけるように努力して参ります」と、今後のスポーツコンテンツの、さらなる充実と拡大に強い意欲を示した。

井上対ドネア戦では、井上の入場時にギタリスト布袋寅泰(60)が、井上に贈った自らの楽曲「バトル・オブ・モンスター」を演奏したことも大きな話題となった。ボクシングファンのみならず、音楽&芸能ファンにもインパクトを持って捉えられたとみられる。