<全日本プロレス:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール
極悪ユニット「ブードゥー・マーダーズ」の諏訪魔(45)が、全日本の至宝3冠ヘビー級王座を“強奪”した。
悪の限りを尽くした。メインイベントで第66代同級王者で初防衛を目指したジェイク・リーに挑戦。試合が始まる前からレフェリーに悪態をつくなど悪党ぶりを披露していたが、ゴング後も態度は一切変わらなかった。レフェリーに隙があると見れば、パイプ椅子やテーブルを凶器として使用。リング内外で暴走した。
さらに、セコンドについていたブードゥー・マーダーズ、稔&歳三との悪の連携もピッタリだった。場外に避難したジェイクを見えないところで暴行。極め付きは、フォールをカウントするレフェリーの足を引っ張って妨害した。仲間のアシストに助けられ、最後はバックドロップホールドで勝負あった。
22分26秒の決着。諏訪魔は拳を突き上げると、2人と抱き合って喜んだ。まさに、非道。それでも「勝ったやつが正義だ。全日本が、ブードゥー・マーダーズが正義だ!」と、全く悪びれる様子はなし。それどころか、マットに大の字になったジェイクを踏みつける暴挙に出た。会場からは悲鳴も上がった。
史上最多8度目の同級王座戴冠を果たした“暴走専務”の次の敵は、新日本プロレス勢か。同団体から参戦する永田裕志やタイガーマスクは、目の上のたんこぶに違いない。バックステージでは「あんなの、はびこらせてんじゃねえよ。タイガーマスクは調子こいてるな。佐藤光留や田村男児(だん)…。こんな雑魚に勝っても大したことじゃない」と一蹴。えりすぐりの刺客を送りつけることを予告していた。