【新日本】極悪スタイル貫く高橋裕二郎、悪の限りを尽くしリーグ戦の負け越し回避 

勝ち名乗りを受ける高橋裕(中央)。左はダンサーのピーター(提供・新日本プロレス)

<新日本プロレス:広島大会>◇G1クライマックス32 Dブロック公式戦◇9日◇広島サンプラザホール◇観衆1525人

ヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー」の高橋裕二郎(41)が、NEVER無差別級6人タッグ王者のYOSHI-HASHI(40)を下し、リーグ戦の負け越しを回避した。

Dブロック公式戦となった第5試合で、悪の限りを尽くした。コーナーで入場ポーズ決めようとしたYOSHI-HASHIに奇襲をかけると、パイプ椅子攻撃や金具むき出しのコーナーに打ち付けた。後半には同門SHOの介入で傾きかけたリズムを取り戻すと、最後は13分12秒、ビッグジュース(インプラントDDT)で3カウントを奪取した。

最後まで真っ向勝負の信念を曲げなかったYOSHI-HASHIに対し、一貫して自身の極悪スタイルを貫いた高橋。バックステージでは「YOSHI-HASHIのごみ、くず、カス…。お前なんてベルトを持つ資格はないよ」と、これでもかと言うほどこき下ろした。

これで3勝2敗の勝ち点6とし、リーグ戦の負け越しがなくなった。さらに3勝1敗でブロック首位にたつデビッド・フィンレーと勝ち点で並んだ。大会前の記者会見で「なめんじゃねえ」と一言に思いを込めた男は、どんな形でも勝利を積み重ねていく覚悟だ。