【新日本】セイバーJr、勝利も怒り収まらず 元UFC戦士ローラーとハイレベルな寝技の攻防

トム・ローラー(左)をフィニッシュ技に持ち込むザック・セイバーJr.(撮影・小沢裕)

<新日本プロレス:日本武道館大会>◇17日◇東京・日本武道館

ザック・セイバーJr(35)が怒りのサブミッションで勝利した。

第2試合のタッグマッチで「デンジャラステッカーズ」のタイチと組み、トム・ローラー、ロイス・アイザックスの「チームフィルシー」と対戦。ゴング前には相手に手渡されたレコードをひざ蹴りで破壊するなど、ご立腹モードのセイバーJrは、試合でもたけりくるった。

元UFC戦士のローラーとハイレベルな寝技の攻防を繰り広げると、最後は8分54秒、アイザックスから腕ひしぎ十字固めでギブアップを奪取。終了のゴングもお構いなしに、技をかけ続けるなど暴走した。

16日のリーグ最終戦は、内藤に1分58秒で丸め込まれて敗戦。リーグ脱落を喫し、感情に任せて本部席を破壊するなど暴れまわったが、この日も怒りは収まらなかった。バックステージでは「IWGP世界ヘビー級王座はまだ取れていない。俺自身、ここで考え直してリフレッシュするべきかもしれない」とコメント。アメリカ遠征の可能性を示唆していた。