<プロボクシング:3団体(WBAスーパー、IBF、WBO)統一ヘビー級タイトルマッチ12回戦>◇20日(日本時間21日)◇サウジアラビア・ジッダ
3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35=ウクライナ)が再戦を制し、初防衛に成功した。
昨年9月に判定で下した前3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(32=英国)と再戦し、2-1(113-115、115-113、116-112)の僅差判定勝利を収め、3本のベルトを死守した。
序盤から足を使いながら手数で上回って攻め続けてペースを握った。中盤にジョシュアのボディー攻撃でも動きは止まらず、最後まで主導権を握り続けた。昨年9月の初対決では、スピードとテクニックでジョシュアを圧倒し、3-0の判定勝利を収めていたが、今回もジョシュアを返り討ちにしてみせた。試合終了後は両者がウクライナの国旗を掲げた。
2月から勃発したロシア軍の侵攻を受けてウクライナ軍のキーウ領土防衛隊に入隊していたウシクは数週間後に今回のダイレクトリマッチを控え、出国が認められて調整してきた。「私は最前線にいる多くの軍人、兵士と連絡を取り合っている。私の勝利を祈るという応援の言葉、音声、動画でメッセージをもらっている。彼らは手を握り、私の勝利を祈っており、それが私をやる気にさせてくれる」と明かした。数え切れないほどの激励をもらい、母国の仲間を勇気づけるためのファイトと位置付け、ジョシュアとのリマッチに臨んでいた。