大湾硫斗が元世界ランカー撃破しプロ9勝目「勝てて良かったです」全精力使い切り安堵の表情

大湾硫斗(2017年5月20日撮影)

<プロボクシング:スーパーバンタム級8回戦>◇30日◇東京・後楽園ホール

日本スーパーバンタム級9位大湾硫斗(24=志成)が元世界ランカーを撃破した。

東洋太平洋同級13位マーク・アンソニー・ヘラルド(31=フィリピン)との同級8回戦に臨み、3-0(79-72×3)の判定勝利。大湾は「勝てて良かったです。びっくりしました。まだ終わったのはわからない」と全精力を使い切り、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

ヘラルド戦前の7月に熱中症で右足のしびれが長引き、8月上旬には新型コロナウイルス陽性判定を受け、39度台の高熱にも見舞われた。短い調整期間の中でコンディションを整えてきたが、ヘラルドのパンチ力を警戒しながら的確にワンツー、右ボディーストレートでヒットさせた。6回にはヘラルドの試合中断後の加勢で反則により減点1もあった。最後まで主導権を握り、7ポイント差をつけた判定勝ちだった。

過去に元WBC世界バンタム級王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)、元WBC世界同級暫定王者井上拓真(大橋)とも対戦した経験豊富なヘラルドを撃破し、プロ9勝目となった大湾は「もっと強くなります」と意気込みを示した。