【ノア】武藤敬司の引退試合を来年2・21に東京ドームで開催「ジョーのように灰になりたい」

引退大会発表記者会見に登場する武藤(撮影・勝部晃多)

プロレスリング・ノアは7日、都内で記者会見を開き、来春まででの引退を表明していた武藤敬司(59)の引退試合を、来年2月21日に東京ドームで行うと発表した。対戦相手は未定。

武藤は「東京ドームで引退できることレスラー冥利(みょうり)に尽きる。非常にうれしい。武田取締役率いる団体、ノアのおかげだと思っています」と感謝を述べた。

さらに「今の若い人にはわからないかもしれないけど」と前置きをしたうえで「漫画の『あしたのジョー』が好きだった。最終回はリングの上で燃え尽きて灰になる。現実とマンガは違うかもしれませんが、プロレスラー武藤敬司、ジョーのようにすべてを出し尽くし、ジョーのように灰になりたい」と力を込めた。「見た目は丹下段平みたいなんだけど、そこは勘弁して」と笑いを誘った。

「武藤敬司ファイナルカウントダウンシリーズ最終戦『KEIJI MUTO GRAND FINALPRO-WRESTLING“LAST”LOVE~HOLD OUT~』」と題して開催する。武藤にとっては、13年1月の新日本以来10年ぶりとなる東京ドームのリングとなる。

「闘魂三銃士」として盟友関係にある蝶野正洋は、当日スペシャルゲストとして解説を務める。チケットの最高価格はVIP席の50万円。一般販売は11月19日スタートとなる。

また「武藤敬司引退ロード特設サイト」がオープン。各大会の最新情報だけでなく、武藤の歴史をさかのぼることができるサイトとなっている。