<ボクシング:日本スーパーフェザー級タイトルマッチ10回戦>◇17日◇メルパルク大阪
ダウン応酬の壮絶な試合を制した王者坂晃典(30=仲里)が2度目の防衛を果たした。
同級3位の奈良井翼(22=RK蒲田)と対戦。坂は1回に右フックでダウンを喫し、4回にも左からの連打で2度目のダウンを喫した。
しかしあきらめない。5回に右ボディーでダウンを奪い返す。5回の途中採点公表でジャッジ3人とも47-45で挑戦者リードのアナウンスを聞き、スイッチが入った。6回、左アッパーでダウンを奪い、明らかにダメージを示した相手に連打で55秒TKO。気力だけの逆転勝利だった。
試合後は「あ、そうか。逆転勝利になるんですね。あまり覚えてないんで。応援してくれた人のためにも、このまま終われないと思った」と言った。
挑戦者の奈良井は高校時代にジムへ通ってきていた。当時、すでに坂は日本王者で、いわば“弟子”に負けるわけにはいかなかった。
大苦戦、大激闘を制し「レベルの差を見せつけると言っていたが全然でしたね。日本(タイトル)からやり直しを感じた試合」と反省を忘れなかった。