元K1左右田泰臣「ボクサーとして見てほしい」東日本新人王準決勝で赤井英五郎と対戦

東日本新人王ミドル級準決勝に向けて計量パスした左右田泰臣(左)と赤井英五郎

元K-1ファイターでプロボクサーの左右田泰臣(34=EBISU K.s BOX)が東日本新人王ミドル級準決勝に臨む。

27日、東京・後楽園ホールで赤井英五郎(28=帝拳)と同決勝進出を懸けて激突する。26日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。リミット(72・5キロ)よりも200グラム少ない72・3キロでクリアした赤井に対し、左右田は500グラム少ない72・0キロでパスした。

K-1では14年に65キロ以下初代王座決定トーナメント準優勝などの実績に加え、入場時に覆面を装着するなど話題も提供するファイターだったが、19年にキックボクサーとして引退。打撃練習で通っていた現在の所属ジムでプロボクサーに転向していた。左右田は「ずっとボクシングが好きだった。K-1から来たとよそ者っぽく見られているけれどボクサーとして見てほしいです」と要望した。

今年6月の東日本新人王ミドル級初戦がボクサーとしてのデビュー戦だった。アンジュザブル(大橋)に2回にダウンを喫しながらも、ダウンを奪い返して逆転TKO勝利。試合後、左肩を痛めていたことが判明し、1カ月ほど練習できなかったというが、調整は間に合ったという。左右田は「相手(赤井)はハードパンチャーですごく良い選手。気を抜かずにいきたい」と気合を入れ直していた。