男性ボクサーで復帰目指す元女子王者真道ゴー 結論先送りJBCに「年内プロテストを」ジム会長

会見に臨んだグリーンツダジムの左から前田、本石会長、下町(撮影・実藤健一)

ボクシング・グリーンツダジムの本石昌也会長(46)が14日、大阪市内のジムで会見した。男性ボクサーとして復帰を目指す元WBC女子世界フライ級王者真道ゴー(35=グリーンツダ)について、年内決着を求める考えを明かした。

性同一性障害に悩んできた真道は17年10月に引退。性別適合手術を受けて、戸籍も男性に変えた上で、ボクシングへの情熱を失わず昨年5月に本石会長に男性としての復帰を直訴し、同会長も実現に向けて精力的に動いてきた。

8月7日に大阪・枚方市で行った興行で、プロテスト受験を認めてもらうためのテストとして「事前評価スパーリング」を実施。JBC側はコミッションドクターに加え、外部の専門家もまじえ、リングサイドで見守った。

しかし、JBC側の回答は「あのスパーリングでは判断できない」であり、再び諮問委員会を開いて今後の対応をするという、これまでと変わらないものだった。

真道のプロテスト実現に向けて、あらゆる手を尽くしてきた本石会長は「こちらが思っている回答ではなかった。JBCとしては『近々で』というのみ。これ以上長引けば、彼(真道)のモチベーションも心配。年内のプロテストを一区切りにしたい」と話した。

グリーンツダジムは12月11日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で興行を行う。そこでのプロテスト実施を最優先に進めながら、年内を期限に他の可能性も探っていくという。

この日は所用で会見に現れなかった真道は「かなうことを信じて練習するだけです」とコメント。結論を先送りし続けるJBCの決断だけが求められている。