プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29=大橋)が年末に控える4団体王座統一戦に向けた本格的なスパーリングを開始し、いきなり練習パートナーからダウンを奪い、ギブアップに追い込んだ。12月13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)との4団体王座統一戦を控え、24日にはフィリピン人練習パートナー2人を呼び、本格スパーリングを開始した。
来月30日まで招聘(しょうへい)した、元世界2階級制覇王者亀田和毅(TRYBOX平成西山)の練習パートナーを務めたこともあるアーネル・バコナヘ、元東洋太平洋スーパーフライ級王者アーサー・ビラヌエバが所属ジムに到着。この日、バコナヘとスパーリングに臨んだが、3回に右強打でスタンディングダウンを奪取。そのままギブアップとなり、4回予定もまさかの途中終了となった。以前の練習パートナーとして呼んでいた相手とのスパー初日だったが、井上は「昔の印象は持っていなかった。今日の選手は多分、もうやらないかも」と発言。今後はビラヌエバとスパーリングする意向を示した。
所属ジムの大橋秀行会長(57)は「3回ダウン奪取のストップ勝ちと言っていい内容だった。(9月の)米国合宿でのスパーリングを経て、技術、パワーともに一回り大きくなった」と驚きの表情を浮かべていた。