京口紘人“ロマゴン級”評価「ボクシング史から見てもすごい試合に」11・1寺地拳四朗と統一戦

公開練習でサンドバッグを打つ京口(撮影・鈴木正人)

プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が、契約している英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長から“ロマゴン級”の評価を受けた。

11月1日、さいたまスーパーアリーナでのWBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)との王座統一戦を控えて26日、都内の所属ジムで練習を公開した。

ハーン社長のメッセージ動画が届いたのは練習前。「京口はパウンド・フォー・パウンド(PFP)でもトップランクの選手。3週間後にチョコラティート(ローマン・ゴンサレス)の試合があるが、京口の統一戦は軽量級のみならずボクシング史から見てもすごい試合になる」と、同社長はパソコン画面でコメントした。

ニカラグア人のゴンサレスはミニマム級からスーパーフライ級まで4階級を制覇した軽量級のスター王者。同社長はミニマム級とライトフライ級の2階級制した無敗の京口を、ゴンサレス級のスター候補として期待。寺地との王座統一戦で勝利を収めれば、その価値はさらに高まる。「来年は多くの試合を興行していきたい。世界に拡大していく上で日本は重要なマーケット」と同社長は続けた。

メッセージ動画を視聴した京口は「期待していただいている。頑張りたい。ロマゴン(ローマン・ゴンサレス)にならないと、という気持ちが強くなった」と、一段と士気が高まったようだった。24日からスタッフらと合宿している都内の一軒家で、フリオ・セサール・チャベスやマービン・ハグラー、マニー・パッキャオら歴代のスーパースターの試合映像を見て刺激も受けた。「ここがゴールではない。キャリアの中でも一番の試合なのでしっかりとクリアしていきたい」。王座統一はスター王者への重要な通過点になる。【首藤正徳】

◆マッチルーム社 英国起業家バリー・ハーン氏(73)が82年に設立したスポーツプロモート会社。設立時はスヌーカー、87年から本格的にボクシング進出。バリー氏の息子エディ氏(42)が経営に参画し、ボクシング部門を率いる。02年から米ゴルフPGAと提携しユーロ・プロツアーを設立。ダーツ、卓球など他競技のプロモートも展開。バリー氏が心臓手術を受け、昨年4月には社長を辞任。エディ氏が社長を引き継いだ。契約選手は4団体統一スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)、3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)ら。