ボクシングWBOアジアパシフィック・スーパーフライ級3位の村地翼(25=駿河男児)が30日、「ふじの国プロフェッショナルボクシング2」(富士市・ふじさんめっせ)で2度目のタイトル戦に臨む。現在の成績は8勝(3KO)1敗1分け。16勝(6KO)5敗2分けで同級7位のウィルベルト・ベロンド(27=フィリピン)と対し、空位の王座をつかみにいく。
東洋大3年の秋、ジムの前島正晃会長(43)に素質を見込まれ、大学を中退してプロに転向した。唯一の黒星は2019年9月の5戦目。フィリピン人選手との初タイトル戦で8回TKO負け。「あの後はモチベーションが下がった。それをここまで引っ張り上げ、育ててくれた会長に恩返しできていない」。スポンサーやファン、生活面を支えてくれる同居中の彼女に対する思いも同じ。静岡県勢初のWBOアジア王者になり、関係者を喜ばせたい。
今春から練習の運動量を倍以上に増やした。「質も高めて体を追い込んだ」。7月にタイトル戦のオファーを受けて快諾した。相手のパンチをかわし、弱点のボディーを攻める戦い方をイメージ。強みの正確なジャブでポイントを稼ぐ。「勝つことがすべて。フル(最終12回)に戦ってでも、最後は絶対に勝つ」と意気込んだ。【倉橋徹也】
◆村地翼(むらち・つばさ)1997年(平9)1月14日、兵庫県伊丹市生まれ。伊丹北中-西宮香風高。小学校ではサッカーをしていたが、中学進学後、「個人競技で強くなりたい」とボクシングを始める。高3で全国総体出場。アマ戦績は16勝(1KO)16敗。18年5月にプロデビュー。武器は右ストレート。167センチ。独身。血液型A。好物はオムライス。