<新日本:大阪大会>◇5日◇エディオンアリーナ大阪
先月に3年間の米国武者修行を終えて帰国したばかりの成田蓮(24)が、新設された「NJPW WORLD認定TV王座」トーナメントの決勝進出を決めた。
準決勝でSANADAと対戦。石井、矢野と、難敵を撃破して快進撃を続ける成田は、この日も貪欲に勝利を奪い取った。序盤は、場外でパイルドライバーをさく裂させるなど、珍しく怒りモードのSANADAに劣勢。リングに戻ってからもストンピングの嵐を見舞われた。
それでも、執念を見せた。最後は14分31秒、丸め込みの応酬を制し、カウンターのフロントスープレックスホールドで3カウントを奪取。掟破りの逆オコーナーブリッジを見せるなど、10歳年上の先輩にも大胆不敵に立ち向かった。
同級王座は、テレビ朝日の新日本レギュラー放送が来年に継続50周年となることを記念して設立。大張社長は「未来を担う若手にもチャンスのあるベルトにしたい」と話した。成田は「世代交代は始まっている」と、意気に感じて臨んでいる。
この日の勝利で、来年1月4日の東京ドーム大会で、ザック・セイバーJrと初代王座をかけて激突することが決定。鬼気迫る表情で花道を引き揚げると、「あと1個。でも、あのベルト取って終わりじゃねえ。始まりだ」と、言い切った。