ヘビー級の未来は俺に任せろ! 総合格闘技RIZINを主戦場にする格闘家で、大相撲の元貴ノ富士ことスダリオ剛(25=HI ROLLERS ENTERTAINMENT/PUREBRED)が20日、都内の所属ジムで練習を公開。大みそか開催の40大会(さいたまスーパーアリーナ)で、ヘビー級のド迫力ファイトを届けることを約束した。
ヘビー級ワンマッチ(120キロ、5分3回)で、マーク・ハントの弟子、ジュニア・タファ(26=オーストラリア)と対戦する。昨年はケガの影響で大みそか出場は果たせなかったため、2年ぶりとなる大舞台。「大みそかは格闘技がないと盛り上がらない。僕が生まれる前からそうだったと思うし、そこに出ると出られないでは違う」と、鼻息を荒らげた。
悔しさが原動力となる。昨年の大みそか、スダリオは聖地さいたまスーパーアリーナの客席にいた。同じヘビー級の試合も組まれたが、感じたのは悔しさだけだったという。「正直、これじゃヘビー級ははやらないと思った。寝技がずっと続く展開では、ヘビー級の迫力や怖さは伝わらない。眠くなりました」。グラウンドの攻防に終始した一戦。自分ならパンチ1つでもっと盛り上げられるのに…そんな歯がゆさを覚えた。
今年7月に左膝のケガから復帰。10月には海外の強豪ヤノス・チューカス(36=ハンガリー)と対戦し、2回TKOで3連勝とした。満を持しての大みそか帰還。「自分でも自分の試合を見たら楽しい。日本人で唯一スタンディングできるのは自分だけ。そこを見てもらえれば、スダリオの試合はおもしろいと思ってもらえる」。昨年の鬱積(うっせき)を、リング上で晴らすつもりだ。
負けられない理由は、もう一つある。来春には、第一子となる赤ちゃんが誕生する。「エコーとかでもう顔が見える」と、この時だけはほおを緩ませた。「父親として実感がある。本当に負けたくない。強いお父さんでありたい」。スダリオの巨体には、夢と希望が詰まっている。