力石政法アジア頂上決戦KO勝ち「ファイトマネーいらない」亀田ファウンダーに世界挑戦呼び掛け

木村吉光を5回KOで破りWBOアジアパシフィックSフェザー級王座を獲得した力石政法(撮影・前岡正明)

<プロボクシング:WBOアジアパシフィックスーパーフェザー級王座戦12回戦>◇6日◇エディオンアリーナ大阪

スーパーフェザー級の「アジア頂上決戦」と銘打たれた試合で、同級王者木村吉光(26=志成)と、前東洋太平洋同級王者で同級1位力石政法(28=緑)が激突した。

第1ラウンド(R)は、両者ともに様子見の展開。力石が左構えから長いリーチを生かして、左ストレートをヒットした。

第2Rは、木村が頭を振りながら懐に飛び込む展開。右フックを力石にヒットさせて追撃を狙ったが、相手のクリンチに阻まれた。

第3Rに試合が動いた。力石が、左フック→右フックのコンビネーションから、ステップバックした木村に左ストレートをクリーンヒット。ダウンを奪った。

第4Rも、力石が攻勢だった。左→右の逆ワンツー、右フックを有効。相手を近寄らせない。左アッパー→右フックのコンビネーションで、この日2度目のダウンを奪った。木村は鼻血で顔面を赤く染めた。

第5Rは、木村が捨て身の反撃に出た。左右に激しく頭を振ってインファイトに持ち込もうとした。しかし力石は冷静にクリンチではばみ、左ストレートでも迎撃。最後は相手が飛び込んだところを狙いすました左アッパーを突き上げた。。強烈な一撃で3度目のダウン。木村はダメージが大きく、そのまま10カウントを聞いた。

力石は5回2分52秒、KOで新チャンピオンとなった。

鮮やかな勝利に、力石は「ちょっとわれながらブラボー。木村選手はこの階級で僕よりも1歩先を走っていた。僕が日本の頂点、アジアの頂点ということです」と喜びを口にした。

その上で、亀田ファウンダーに呼びかけた。

「僕はいつでも世界挑戦できるので。日本でこの階級(スーパーフェザー級)で世界戦をするのは難しいですが(王者を)呼んでくれるなら、ファイトマネーは1円もいらない」。

それに対して、亀田ファウンダーはリングに近づいて「ちゃんとファイトマネー、払うから。日本で(挑戦)させてあげるから。力石、おめでとう。仕上がってる!」と約束した。

力石は、この試合を前に東洋太平洋同級のベルトを返上。「ベルトはどうでもいい。木村とやることに価値がある」と、負けたら引退を公言するほど気合を入れて試合に臨んでいた。セコンドとして、兄で前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(30)の姿もあった。

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