13日に王座返上を表明したボクシング前4団体統一バンタム級王者の井上尚弥(29)が、元WBC世界同級暫定王者の弟拓真(27=ともに大橋)と、約4年ぶりの兄弟同時王者返り咲きを誓った。
14日、地元の神奈川・座間市で開催された市民らとの交流イベント「井上兄弟ファンミーツ」に参加。「23年はお互いに王者になる。自分も前王者で肩書がない。王者として来年を迎えたい」と、19年11月以来となる弟との同時王者への思いを口にした。
井上はスーパーバンタム級に階級を上げ、4階級制覇を狙う。一方、拓真は地域王座や日本王座を獲得した同級から1階級下げてバンタム級で再び世界を目指す。タイミングが合えば兄弟W世界戦の可能性もあるが「同じ日でも同じ日でなくてもお互い王者になることが大事」と強調。拓真も「数年待った(兄のバンタム級王座)返上の時。また自分が1つ1つ王座を集める」と目標を掲げた。
スーパーバンタム級の世界戦は「春ごろ」に設定される井上は「交渉している相手は自分も耳にしてるが、すごくモチベーションが上がる相手。モチベーションが上がった時、今までの自分は良い試合しているので、期待している」と胸を躍らせた。【藤中栄二】