<全国高校選抜ボクシング新潟県予選>◇16日◇新潟南高ボクシング場◇男子4階級、女子2階級決勝
男子フライ級決勝で鈴木駿介(新潟第一2年)が高橋昌史(新潟南2年)に1回47秒でRSC勝ちし、初優勝した。
鈴木の強打が的確にヒットした。試合開始直後、ロープ際に追い込んでワンツーで最初のダウンを奪う。再開後、ペースを落とさず前進すると再びワンツー。レフェリーが2度目のダウンを取り、試合を止めた。「きれいにワンツーを決められた」。自慢の右ストレートを決めてプラン通りのフィニッシュだ。
全国大会につながる県大会では、これが初優勝。全国選抜北信越予選(27~29日、長野・東御中央公園第一体育館)への進出を決めた。「素直にうれしい」と、試合中の厳しい表情とは真逆の温和な笑顔を見せる。新潟第一にボクシング部がないため、放課後は毎日、新潟南に通って同校のボクシング部と一緒に練習する。終了後は新潟市ボクシング教室に移動して、また練習。そんな努力が実った。
父は新潟青陵の鈴木顕監督(52)。新潟南は父の母校でもある。同校の鶴木良夫監督(73)から変則的ながら親子二代で指導を受けている形だ。「不思議な縁」と笑う鶴木監督は「(駿介は)いいファイトをする」と高く評価している。
父は同じフライ級で選抜北信越大会で2位が最高成績。全国出場の経験はない。「私を超えていってもらいたい」という父の思いに応えるように、駿介は「目標は選抜に出場すること」と力強く言った。