亀田和毅、老人ホーム施設に100万円分チケット寄贈「少しでも元気を与えたい」

2・25ジム移籍初戦のチケットを施設の松井社長(左)に贈る亀田和毅(2023・2・3 大阪市内TMKジム 撮影・実藤健一)

ボクシングの元世界2階級制覇王者で「亀田3兄弟」の三男、WBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31=TMK)が3日、大阪市内の所属ジムで会見し支援する老人ホーム施設にチケット100万円分を寄贈すると発表した。

和毅は25日に大阪市のATCホールでジム移籍初戦、WBA同級13位ルイス・カスティージョ(26=メキシコ)との契約56・0キロの10回戦に臨む。その試合に施設の入居者やスタッフを招待することになった。

15歳からメキシコで過ごした和毅は「日本のすぐれた(施設の)環境をいずれは向こう(メキシコ)に伝えたい」と介護現場に興味を持ち、関係者を通じた縁で昨年3月からアンバサダーとして活動することになった。

和毅は「高齢者の方にも見にきてもらって、少しでも元気を与えたい。(試合後は)ファイトマネーで車椅子を寄付したいと考えている」と明かした。試合に向けた調整は「仕上がりすぎているぐらい順調」と自信を見せた。

また、試合は動画配信サービスの「U-NEXT」でライブ中継されることも決まった。和毅は「これからは世界戦も含めてU-NEXTと頑張っていきたい」と共闘を誓った。