【UFC】中村倫也が33秒殺 日本人対決制しUFC契約獲得「日本の実力示していきましょう」

計量クリアし、フェースオフした風間敏臣(左端)と中村倫也(右端)(C)UFC/Zuffa LLC

<UFC:ファイトナイト68大会>◇4日(日本時間5日)◇米ネバダ州ラスベガス・UFC APEX

昨春から始まったUFC契約権を懸けたトーナメント、ROAD TO UFCバンタム決勝は、中村倫也(23)が33秒殺で優勝を飾った。

同級決勝5分3回で、反対ブロックを勝ちあがってきた風間敏臣(25)と対戦。開始33秒、左フックで倒してUFC切符をゲットした。日本人対決を制し、晴れてUFCファイターとなった中村は「日本人を代表し、日本人がどれだけすごいかを示したいと思って試合に臨んだ。家族やチーム、コーチ、応援してくれた方々、(前所属)LDHマーシャルアーツ、マネジメント会社イリディウムに感謝します」と英語で喜びを口にした。

風間のあごを打ち抜いた左フックについて「あまり覚えていない」と興奮気味。感慨に浸りながら「15年間、オクタゴン(UFCの金網)に来ることを夢見てきました。すごく重要だった」と安堵(あんど)の表情。会場に来ていた元RIZINライトヘビー級王者で前UFC同級王者のイリー・プロハースカ(30=チェコ)の名前を挙げ「プロハースカも日本で戦ってきた。一緒に日本の実力を示していきましょう」と決意を示していた。