5・7井上尚弥VSフルトン「特に1Rがとても大事」大橋会長「やりづらい選手。どう攻略するか」

WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、対スティーブン・フルトン戦を発表し会見でフォトセッションに納まる井上尚弥(中央)、大橋秀行会長(右)、NTTドコモ前田義晃代表取締役副社長(撮影・垰建太)

プロボクシング前4団体統一バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)が5月7日、横浜アリーナでWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(28=米国)に挑戦することが6日、発表された。

同級初戦でいきなり世界挑戦し、国内2人目の世界4階級制覇を狙う。なお同日、都内のホテルで試合発表会見に臨んだ。所属ジムの大橋秀行会長(57)は会見で井上-フルトン戦を予想した。

無敗同士の対決となり、マッチメークした同会長は「やはりフルトン選手はやりづらい選手というのが第一印象。そこをどう攻略するか。特に第1ラウンドがすごく注目されると思う。そこをみなさんに注目して試合展開を楽しんでいってもらいたい。第1ラウンドがとても大事だと思う」と分析した。

約2カ月後に迫った大一番となる。大橋会長は調整日程についても言及。2月27日~3月1日に静岡合宿を終え、6日夕方からは招聘(しょうへい)したメキシコ人練習パートナー2人とスパーリングに入るという。同会長は「来月も新たにメキシコ2人をスパーリング相手に呼び、4月下旬までスパーリングを続ける。最後1カ月、スパーリングで集中して仕上げていきたいと思います」との方針を明かしていた。