<プロレスリング・ノア…後楽園大会>◇9日◇東京・後楽園ホール
「神様、なんちゅー、むごいことするんや…」。小峠篤司(37)は、寂しそうに言った。
「何で原田? 俺にすればいいのに」
首の負傷で現役引退する原田大輔(36)とのラストマッチを終えて、小峠は別れを惜しんだ。医師立ち会いのもと、1分間のエキシビションマッチ。試合は時間切れの引き分けに終わった。
小峠にとって、原田は後輩。原田のデビュー戦の相手が小峠だった。原田がノアに加入後の初試合も、小峠が相手だった。
小峠は「終わっちゃいましたね」とぽつりと言った。
「ドクターストップかかった時の話とか、いの一番に、聞いて…。でも、辛いのは原田の方ですからね。改めて、リングは危険と隣り合わせということですね。まあでも、本当に、どこか、寂しい思いはある」と“戦友”との最後の時間をかみしめた。