プロボクシングWBC世界ミニマム級3位重岡優大(25=ワタナベ)が、自身の26歳の誕生日を祝うべく世界王座奪取を狙う。
16日、東京・代々木第2体育館で行われる元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(36)の興行3150FIGHT Vol5大会で、同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に挑戦する。
3日、東京・五反田の所属ジムで練習を公開。世界初挑戦の重岡は「保育園で空手を始めてからずっと格闘技漬けでした。今までやってきたことの集大成だと思う。4月16日はオレの誕生日。世界ベルトを取って朝までパーティーです」と冗談を交えながら強い意気込みを示した。
7年前の16年4月16日は、熊本地震の本震だった。都内で大学生だった重岡は福岡まで空路で移動。飲料水を購入し、陸路で熊本に戻って祖父母、両親や兄弟をサポートした。数日後の車中泊後、帰宅した自宅の壁にひびが入っていたという。重岡は「その7年後に世界戦しているとは思わなかった。感慨深いところはある。今年ぐらい4月16日は良い日にしてやろうと思う」と口調を強めた。
公開練習では亀田氏の持つドラムミットに右フックを何度も打ち込み、パンチの破壊力を確認してもらった。亀田氏から「いいのが腹にきた。ごりごりなパンチやな。ミニマム級のパンチやないね。50キロちょっとの体重でこれか」と太鼓判を押された。重岡は「オレのパンチをぶち当てれば、相手からしたら初めて経験するパンチをもらうことがあるかなと。あてられる自信もある。焦って倒しにいく必要はないが、やっていれば倒れる。チャンスはくるだろうと思う」と自信をのぞかせた。
同日の興行には重岡の弟でIBF世界同級4位の銀次朗(23=ともにワタナベ)が同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)との暫定王座決定戦に臨む。兄弟同時の世界王座獲得が期待されている。