プロボクシングWBC世界ミニマム級3位重岡優大(25=ワタナベ)の世界初挑戦がピンチを迎えた。16日、東京・代々木第2体育館で元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(36)が手がける3150FIGHT Vol5大会で、同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に挑戦するが、王者の母国タイの複数メディアは3日、パンヤがインフルエンザで緊急入院したと報じた。日本行きは不可能で、約2週間後の防衛戦は延期せざるを得ない状況とも伝えた。王者陣営は7日に来日予定だった。
現地メディアによると、3月下旬までは順調に調整していたものの、数日前、朝のロードワーク中にパンヤが突然、発熱や体調不良を訴えたという。検査の結果、インフルエンザの感染が確認されたとの報道だった。同興行ではIBF世界同級4位の弟銀次朗(23=ともにワタナベ)が同級3位レネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)との暫定王座決定戦に臨み、兄弟同時の世界王座獲得が期待されている。3150FIGHT関係者は「現在、王者側に状況を確認している」と言うにとどめた。
タイでは今年3月、WBA世界同級スーパー王者ノックアウトCPフレッシュマート(32=タイ)が同級正規王者エリク・ロサ(23=ドミニカ共和国)と臨む団体内王座統一戦が中止になっていた。ロサ陣営が有効期限のあるパスポートを所持してバンコク入りしたにも関わらず、入国を拒否されたことが原因だった。
タイ入国の際、ドミニカ共和国など数カ国はパスポート期限が最低6カ月必要だったものの、その事実をロサ陣営はノックアウト陣営やタイ側のプロモーターに伝えられておらず、対応の遅さに激怒。タイ側の不手際で直前の世界戦中止トラブルがあったばかりだった。関係者によれば、今回のパンヤ陣営も同じプロモート会社が絡んでいるという。