プロボクシング元WBC世界バンタム級暫定王者で現WBA同級1位の井上拓真(27=大橋)が、対戦相手の完璧な仕上がりを歓迎した。
同級2位リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)とのWBA世界同級王座決定戦(8日、東京・有明アリーナ)を翌日に控えた7日、東京ドームホテルで計量に臨み、53・5キロのリミットでパス。約300グラム下回る53・2キロでパスした研ぎ澄まされた肉体のソリスと対面した井上は「しっかりと落としたという体つき。万全でくるので楽しみ」と笑みを浮かべた。
ソリスはWBA世界フーパーフライ級王者時代の13年12月、IBF同級王者の亀田大毅と王座統一戦で、計量に失敗して王座を剥奪された(試合は判定勝ち)『前科』があった。3月31日の公開練習では「リミットまであと1・8キロ」と語っていたが、41歳という年齢的あり、コンディションが注目されていた。
井上も近年は1階級上のスーパーバンタム級での試合が続いていたが「体を大きくしていたわけではないし、スーパーバンタム級ではちょっと余裕があった。今回の仕上がりは過去一番」と、適正階級に戻っての世界戦に自信をのぞかせる。「4団体統一を目指しているので、今回は落とせない1本目。しっかりと勝ちたい」と、井上は勝利を確信していた。【首藤正徳】